中国茶のいれ方

中国茶を楽しむいれ方

「中国茶」の種類は豊富で、数百とも数千ともいわれています。発酵度合いで分けるだけでも「緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶」と6種類もあります。したがって、いれ方も何通りもありますが、決まった作法はありません。お茶の特徴に合わせて、代表的な茶器を使用したおいしいいれ方を簡単に紹介します。

ポイント

おいしくいれるためのポイント

  1. 茶器
    味だけではなく、香りや茶葉の美しさを楽しめる茶器選びが重要です。
    青茶・黒茶は素焼きの茶器が向いています。本来は茶葉ごとに専用茶器を用意します。
    白茶・黄茶・紅茶などの香り高い茶は、素焼きより香りを吸収しにくい磁器の茶壷や蓋碗で。
    青茶でも発酵度合いが低く、清らかな香り立ちの茶葉は磁器も向いています。
    白茶や黄茶、花茶などで形や動きを楽しむ茶葉はガラス茶器がおすすめ。
  2. お湯の温度
    基本的には、発酵していない茶葉は低温、発酵が進んでいる茶葉は高温で。
    緑茶・白茶・黄茶は75~85度、青茶は85度以上の熱湯、黒茶・紅茶は熱湯を目安にします。発酵度が高い茶葉は高温のお湯を使用して香りやコクを引き出し、発酵度が低い茶葉は、やや低温のお湯を使用して旨みを引き出します。