食事と一緒にカテキン摂取
カテキンとコレステロールの意外な関係

緑茶の渋みの成分「カテキン」。このカテキンは大きく分けて2種類に分けられます。その一種『ガレート型カテキン』とコレステロールの関係をご紹介します。

コレステロールって?

コレステロールは脂質。細胞の膜をつくったり、生体機能を整えるホルモンをつくったりと、カラダにとって重要な働きをしています。ところが、体内のコレステロール量が多くなりすぎると、血液中を流れるコレステロールも多くなり、血管の内部を傷つけて動脈硬化の原因となったりします。

カテキンの効果

カテキンに種類があるのを知っていましたか?実はカテキンの種類ごとにその効果は違います。カテキンには8つのタイプがありますが、ガレートという構造がついている「ガレート型」と、ついていない「遊離型」の大きく2つに分けることができます。
その中でも「ガレート型」のカテキンだけが、食事で摂取したコレステロールをカラダが吸収しようとする働きに作用し、カラダの外へ排出させる効果を持っています。一般的に、『ガレート型カテキン』は緑茶や紅茶、ウーロン茶にも含まれていますが、やはりこの中では緑茶に一番多く含まれています。

いつ『ガレート型カテキン』を摂ればいいの?

食事に含まれるコレステロールや、胆汁(たんじゅう、脂(あぶら)の吸収を助ける消化液)に含まれるコレステロールの吸収を抑えるので、食事時がベストです。一煎目はもちろんのこと、二煎目、三煎目の緑茶にも『ガレート型カテキン』は含まれていますので、食事の中で緑茶を楽しみながらコレステロール対策ができます。

『ガレート型カテキン』のコレステロール吸収抑制作用は、一般的にコレステロールが下がりにくいと言われている女性でも効果が確認されています。食事と緑茶、カテキンとコレステロールの関係はいかがでしたか?
カテキンの種類によって効果が違うのは意外な発見でしたね。