国内第2位の生産量を誇る、鹿児島県

文政年間(1818~1829年)の島津藩政時代にも茶業は奨励されていましたが、本格的な栽培は第二次大戦後からです。1883年には全国の4%程度の生産量だったものが、現在では全国の2割を生産する第2位の産地となっています。
日照量が多いため品種改良、また簡易被覆をした栽培が行われています。加工では、桜島の火山灰対策として洗浄・脱水装置の開発が行われました。
鹿児島県は、平坦な茶園が多いことから機械化が進み、茶畑の管理作業の省力化・低コスト化が進められています。

地区 一番茶摘採時期 特徴
①種子島 3月中旬 極早生~早生品種が多く、浅蒸し
②大浦 4月上旬 早出し、みる芽摘採。寒冷紗がけのため濃緑色、香味強い品種茶多い。茶期早く四番茶まで摘採
③知覧 4月中旬
④頴娃 (えい) 4月中旬
⑤有明 4月20日頃 寒冷紗がけのため濃緑色、香味強い品種茶多い
⑥財部 (たからべ) 4月下旬