酸素は、ストレスや紫外線、激しいスポーツなどのちょっとしたきっかけで非常に反応性に富んだ活性酸素に変化します。活性酸素は、体内に細菌などが侵入することを防ぐという身体にとって重要な役割をもつ反面、身体の成分を酸化させてしまう酸素毒にもなってしまいます。

人間には、活性酸素(酸素毒)が増え過ぎたときに消去する酵素(SOD(※))が働くという防御機能があります。ところが、40歳以降の壮年期になると、この働きが衰え始め、過剰に発生した活性酸素を処理する能力が低下するのです。過剰な活性酸素は組織細胞に障害を与え、さまざまな病気の原因となり、さらには老化を促進します。したがって、積極的に活性酸素を消去する食品を摂り、できるだけ活性酸素の発生を抑えるように工夫することが健康のポイントになるのです。

活性酸素を消去する物質(SOD様活性物質)は自然界に多数存在しますが、中でも「緑茶」は各種食品や健康茶の抽出成分に比べても格段に高い効果をもっています。

活性酸素を消去するビタミンとして、β-カロテン・ビタミンE、ビタミンCなどが有名ですが、お茶にはこれらの抗酸化ビタミン類も多く含まれており、ほかには例をみない“最強の抗酸化飲料”なのです。

※ SOD:スーパーオキシドディスムターゼの略称で、活性酸素を消去する酵素のこと。