アイスティーのいれ方

温めたポットに茶葉を入れます。茶葉の量はストレートティーを基準に、グラスに合わせます。

沸騰しているお湯を手早く注ぎます。お湯の量はホットのときの半分で。

蓋をして蒸らします。蒸らし時間は茶葉にもよりますが、おおむね2分程度でしょう。

別のポットに移した段階でグラニュー糖を入れ、よく溶かします。甘さは好みにもよりますが、ホットのときの1.5~2倍くらい入れるとちょうどよく感じられるでしょう。

グラスに砕いた氷をたっぷり入れ、2倍の濃さのホットティーを注ぎ冷やします。

ポイント

2倍の濃さのホットティーをいれます。

2倍の濃さにするために、茶葉の量を倍にするのではなく、注ぐお湯の量を半分にします。つまり、氷が溶けることを考慮して、湯の量を半分にしておくのです。

急速に冷やす。

2倍の濃さにいれたホットティーは、茶こしをとおして、別のポットに移します。次に、砕いた氷をグラスにいっぱい入れて、ホットティーを一気に注ぎ、急速に冷やします。

アイスティーはなぜ濁る?

アイスティーをいれる時の難しさは、冷やすと白く濁ってしまう場合があることです。これは、紅茶の成分のタンニンとカフェインが、冷やされることによって結合し、白く浮き出てくる現象で、「クリームダウン」「ミルクダウン」と呼ばれます。したがって、タンニンなどを多く含む良質の茶葉ほど、クリームダウンが起こりやすいといえるのです。
クリームダウンを起こりにくくするためには、タンニンやカフェイン含有量の少ないディンブラ、ニルギリ、アールグレイなどを使い、蒸らし時間を短めにすることがコツとなります。