国内第4位の生産地、宮崎県

宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が、山城宇治に赴き蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりで、現在では荒茶生産量は全国第4位です。
日向市と都城市、串間市、川南町などが主産地で、大規模な茶園、かつ積極的な機械導入により急成長しました。また、大半の産地では「宮崎茶」としてブランド統一を行う傾向が強いです。その一方で、高千穂・五ヶ瀬地方には伝統的な製茶技術が伝わっています。

地区 一番茶摘採時期 特徴
①高千穂・五ヶ瀬 (ごかせ) 5月上旬 ほとんどが釜炒り茶。黄金の水色と独特な釜香(かまか)が特徴
②都城 4月下旬 みる芽摘採。寒冷紗がけが多く濃緑茶。浅蒸し
③串間 4月中旬
④川南 (かわみなみ) 4月下旬 浅蒸しが中心で形状は大ぶり、味、香りは濃い