緑茶カテキンでインフルエンザ予防!
うがいも飲んでも効果あり?

毎年、寒さが厳しくなって乾燥し始めると気になるのが“風邪”。特に、“インフルエンザ”は予防していきたいですね。緑茶に多く含まれている「カテキン」は、抗ウイルス作用があることが知られています。今回は、インフルエンザに対する緑茶の「カテキン」の効果についてご紹介します。

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる気道感染症です。普通の風邪とは違って、高熱や関節の痛みなど症状が重くなりやすいです。感染力もとても強く急速に広く蔓延するので、毎年学級閉鎖を招いていますね。

インフルエンザ予防のひとつの予防接種は、感染力を無くしたウイルスを感染前にあらかじめ投与することで体内に抗体を作り、感染を抑制したり、感染後の症状を緩和させます。ところが、ワクチンに用いたウイルスと流行するウイルスの型が異なると、その効果は期待できません。予防接種は、その年に専門家が流行予測したインフルエンザウイルスのワクチンを、毎年接種する必要があります。

緑茶成分は新型インフルエンザの感染も抑制

緑茶に含まれるポリフェノールの「カテキン」は、A型とB型の両方のインフルエンザウイルスの感染を抑制することが細胞を用いた実験で確認されています。同じインフルエンザウイルスでも、10年から40年の周期で出現する全く新しい型の“新型インフルエンザウイルス”についても、抗インフルエンザ薬で用いられる“アマンタジン”と呼ばれる成分よりも低い濃度で、緑茶の「カテキン」は細胞への感染を抑制しました。

緑茶は飲んでも効果あり?

風邪やインフルエンザの予防として、緑茶でうがいする方法は一般的に広く認識されていますが、飲んでも効果はあるのでしょうか。
実は、『効果があり』という研究結果が報告されています。
ただ、これはあくまでも予防法です。インフルエンザが流行る前から後まで、毎日こまめに飲むことをおすすめします。

急須でいれた緑茶だけでなく、ペットボトルや缶の緑茶にも「カテキン」は含まれています。緑茶で喉を潤したり、体内に入れることがインフルエンザ予防のポイントです。寒くて乾燥し始めたら、緑茶をちびだら飲みする習慣を始めてみてはいかがでしょうか。